3.17.2009

Weird Story 奇妙なストーリー (1)

マンハッタン東の端を走るバス M21 に乗る筈だった

発車寸前のバスには 次々に人が乗り込んでいたのが見えた
自分だけが息をきらす程走りバスの後部に辿り着いたその時

バスは発車してしまった

  待ってくれぇ...(ハァハァ ゼィゼィ

ゆっくり発進するバスの車体を諦め半分ながら叩いた

  バンバン! ドンドンドン!



ドライバーが気付いたのか バスは止まりドアが開いた

  「 Thank you. 」

乗客の少し冷たい視線を浴びながらバスに乗り込んだ




乗ってから数秒も経たない内に
バスは自分が見慣れない道の角を右に曲がった

  「 エッ、違う! 何処に向うんだ?
    間違ったバスに乗ってしまったのか? 」

冷汗を垂らしながら周りを見渡す
スパニッシュ系の若いカップルが頬と頬を密着させ....

いや、よく見ると体は一つ    一つの体

濃い緑色の Tシャツを着て、首から上が男女に分かれている

二つの顔が並んで 少し微笑む様に窓の外を眺めていた



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