隣のアパートには
英国経由で米国に移住したジャマイカ出身の老夫婦が住んでいる
元来 人付き合いの悪い自分は、偶然会えば挨拶ぐらいはする
数年前までは、
年末にちょっとした食べ物にカードを添えドアノブにかけたり、
呼ばれれば訪問し、一度は我が家に夫人を招き入れもした、、、
あれは何時だったろぅ....
家族中で風邪をひいたり、何かと忙しい日々が続き
半年余り隣人と顔を会わせる機会などなく過ごしていた
やっとキビシイ冬が明けようとしていた ある日、
興奮気味の夫人が
「貴方達、最近は挨拶もしない!」と玄関口に乗り込んできた
(ゃ、玄関口と云ってもドア一つだけれど...)
その時の彼女の顔と勢いが余りにも凄まじく
『あまり深く関ってはならぬ人だな』と
頭ん中で ブーッ・ブーッ・ブーーッ と [他人には聞こえぬ] 警報が鳴った
以来、自分は隣人の部屋を訪れていない
が、
このところ、コビトは週末毎にお邪魔するようになった
『酒のツマ』ならぬ、『茶のツマ』(?) に近いかも知れぬ状態だ
子供とは云え、
我が家のアル事ナイ事を聞き出されているに違いない
何処の国でも 近隣住人の「出来事」を餌に
嬉々として生きている暇なヤツ等は いる。
・・・・・・
昨日、夏休みを目の前に
暇を持て余すコビトが 隣人宅に遊びに出掛けた
が、3分もしない内に戻ってきた
「隣の人、居なかったのか?」と訊くと
そうでは無いという返事。
「ゴミ袋が何個もリビングルームに纏めてあった」
そして
隣人夫人が『 inspector が来る』と泣いていた らしい
inspector? ...何の? 週末にアパートの検査/調査 するのかよ?
兎に角、
隣人宅には居られないという事で早々に戻って来た事は分かった。
・・・ うう〜ム ・・・
・・・・・・
本日 月曜。 朝、家人がアパートを出た直後に電話が鳴った
家を出たばかりの家人からだった
『エレベーターの中に 張り紙があってね』
「うん?」
『このビルディングに Bedbugs が出たって』
「え? Bedbugs...?!」
どのアパートかは記してなかったらしい。
Official と云うより、誰かの Handwriting (多分、本人達?) だと...
ぎょえええーーー!!!
それって、どう考えたって、隣人じゃん!!!
どーして直接知らせてくれねーの?
inspector? spray?
隣合せの隣人に そういう事、知らせずやっちゃうのか?
このビルディングの構造上、
大体二件ずつ一面の壁を分かち合ってる状態なんだけど
この隣人と壁一面くっ付いてるのが我が家なんだよね
げぇー どうすりゃエエノ?
オーナー (management) には知らせたんだろうか?
取り敢えず、対処法をネットで検索 [日本語では南京虫というモノらしい]
貴重な夏休み前 最後の半日を
こんな事で潰してしまうなんて ...;_;
ダメだ、頭が痛くなってきた・・・
気のせいか、あちこち痒くなってきたし・・・
と・・・取り敢えずは、掃除だ
掃除機をいつもより少し念入りにかけて、床拭いて、
殺虫剤を入り口付近と隣を分け隔てる壁伝いにスプレーし
っと、後は、防虫剤をクローゼットの中にかけ
Bedbug はあのモスボールってやつの匂いを嫌うらしい
日本ではパラゾール? 成分:パラジクロベンジン
モスボール、臭ぇ〜し、殺虫剤の匂いも混じって
頭痛が酷くなり、吐き気さえする (ぐぇ)
疲れた・・・
さ〜て 波乱に満ちたスタート
この夏、どうやって乗切ろうか・・・
冬物、洗濯しなきゃな
ドライクリーニングにも出さんといかんし
NYC のみならず、ここ数年アメリカ国内で Bedbug が大発生しているらしい
二〜三年前、『地下鉄の椅子に腰掛けて Bedbugs を持ち帰る事もあり得る』
というニュースを聞き、「それじゃぁ 避けようが無い」と思ったが
まさか密接している隣のアパートで発生とは・・・
まだゴキブリの方が、対処法としてはラクなような感じがする
彼等 [ゴキ] は人間の血を吸いはしないし、痒い痕を2週間も残さない
bugs が住着いてしまったマットレスを丸ごと捨てる事も無ければ、
「最悪、引っ越した方が....」なんてアドバイスも出てこない
ぃゃ〜 先は長いぜ・・・
初っ端 (ショッパナ) からムシズが走る夏
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