
地下鉄
34丁目の駅のホームで、乗り換えをしようと立っていた

目的の電車が目の前に停まり、ドアが開く
自分の前に並んでいた数人は既に中に入り
それに続いて、自分も入ろうとしていた...
が、車内からホームへ出ようとしていた老女が
自分の腕を掴み
いや、寧ろ『爪をくい込ませ』と言ったほうが合うかも知れない
自分を押し出そうとした
「 降りる客 [アタシ] が優先なのよぉ 」
と、老いた声で唸るように言いながら
ぐいぐい外に押し出す
開いたドアの幅は 余程のデブ/巨漢でない限り
人間二人が悠々と通れる広さ
現に、このトロクサイ (行動の遅い) 老女の横を通って
何人もの客が入って行ったではないか
その何人もの客には何もせずに
何故 オレだけ?
・・・・・・・
『オレの腕に触るんじゃねぇ! クソばばあ!』
老女の手首を掴み、くい込んだ指先を取り払う
老女はホームに倒れ泣き面になる
周りには人が集まり 誰から見てもこのオレが悪党
警察が来て 自分は連行されてしまう
・・・・・・・
と、まぁ そういう結末にも持っていけるけれど
20数年この場所で生きてると
やっかいな事は避けようとする自制心 [自己防御] が働くワケだ
電車の中
周囲の モノ言わずとも
『あの婆さん狂ってるんだよ、気にするな』的 雰囲気の中
爪を突き立てられた腕の痛みを忘れようとする
・・・・・・・
決して
年寄りには優しくない街だよなぁ ニューヨークって...
Click ヨロシク
↓

No comments:
Post a Comment