
ミッドタウンの西外れ 倉庫ばかりが並ぶ場所に その店はあった
前日バーゲンで漁った紺グレー色のスーツを身に纏っていた自分は
外れていたボタンを掛け直しながら、店の中を覗いた
恰幅は良いが、顔がはっきり見えない男が一人
照明器具が一つもない 真っ暗な二階の部屋で始まった面接
明かりが無いので 持参したレズメ (履歴書) はムダになった
「数ヶ月程、品出しと Casher (レジ) の経験があります」
途中 何度も来客を知らせるベルが鳴ったが
店主は 全く下に降りて行こうとしなかった
採用してもらえるのかハッキリしない内に
カバンの中の電話が鳴った
店主にことわり、カバンに手をいれる
携帯ではなく、自宅のコードレス電話の受話器だった....
・・・・・・
電話、バーゲン品漁り、外出、
対人、対話、仕事、面接、明所、
ドレスアップ、ミッドタウン西、、、
全て苦手な事ばかりだ....
苦手じゃないのは ○○ (謎) くらいか
「特技は?」と聞かれ、『無し!』と潔く答える
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